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磁気券エラー - ビッグアイ駐車場・スカイパーク

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磁気券エラー

駐車券は磁気ストライプカードです。磁性粉をインク状のものに混ぜて紙カードに塗布(印刷)し、データを書き込んでいます。この特性上、下記の原因で読み取れなくなり、入出場できない事例があります。取扱いにご注意ください。
まとめ

記事が増えて読みにくくなってきたので、要点を整理しました (2019.8.17)。

  • 磁気券の取扱いにご注意ください。特に折り曲げは厳禁です。
  • 現行タイプは保磁力が高く、磁気によるエラーは起きにくくなっています。
  • エラーが起きたら、まずチェックポイントをご確認ください。
  • 上記で解決しない時は、係員にお申し出ください。
磁気

強い磁気

磁気ストライプカードは磁力でデータを書き込むため、強い磁力に曝されるとデータが壊れることがあります。
弊社では2010年に低保磁力タイプ (650エルステッド)から中保磁力タイプ (2,750エルステッド) (※)に切り替え、トラブルは激減しましたが、今もまれに発生しています。携帯電話・スマートフォンのスピーカーや振動モーター、ハンドバッグの留め金等は強力なネオジム磁石が使われており、磁気券の天敵です。十分ご注意ください。

(※) 保磁力 (抗磁力, iHc):磁性が失われるまでどれだけ外部磁力に耐えられるかの目安です。SI単位はアンペア毎メートル (A/m)、CGS単位はエルステッド (Oe)を用います。メーカーでは「高抗磁力」と呼んでいますが、当サイトでは注意喚起のため、クレジットカードに使われる高保磁力タイプ (4,000エルステッド)と区別して「中保磁力」と表記しています。

(※)ちなみに、保磁力の違いは何から来るのか調べたところ、磁性粉の材料らしいです。酸化鉄は保磁力が弱く、コバルト被着酸化鉄は保磁力が強い等、カセットテープの「ノーマル、ハイポジ、メタル」で培われた技術が今に生きているようです。⇒参考サイト (セラミックスアーカイブス「磁気テープ」)

【2019.4.10追記】
どんな行為が危険か、お客様にご注意いただくため実験しましたが、予想外の結果でした。ご参考までに掲載しますが、厳密なテストではありませんし、あらゆる状況でトラブルが起きないことを保証するものではありませんので、決して真似なさらないでください。

※エラーが出なかった事例は青枠、何らかのエラーが出た事例は赤枠で記載しています。


(※)同様の実験をハードディスクで行った事例がありました。ここでも意外な結果が出ています。⇒参考サイト (ネオジム磁石の力でHDDに復元できなくなるほどのダメージを与えることは可能か?)

【2019.4.8追記】
本記事を検証するため、当社で実験してみました。

■駐車券をスマートフォンのスピーカー部に数秒接触→エラーは起きませんでした。
■不要ハードディスクから取り出したネオジム磁石 (鉄と密着すると指ではがれないほど強力です)に1~2秒接触→まさかのノーエラーでした。(※)

他の条件があるのでしょうか? とはいえ、駐車券より保磁力が高いはずのパスカード (定期券)でもごくまれにエラーが起きるので、本記事を引き続き掲載します。データ復旧可能な環境で行った実験ですので、お客様はくれぐれも真似なさらないでください。

(※) この時の実験方法に誤りがあったことが判明したので、後日再検証しています。

【2019.4.9追記】
どういう条件ならエラーが起きるのか、さらに検証しました。

■駐車券をスマートフォンに密着させ1時間放置→エラーなし
■駐車券を密着させスマートフォンの音を鳴らす→エラーなし
■ネオジム磁石を駐車券の端から端までスワイプ→エラーなし(※)

今の磁気券は意外にタフでした(メーカーさん、ごめんなさい)。現場担当者によれば、現行タイプに変えてから駐車券エラーは出ていないとのことでした。

(※) この時の実験方法に誤りがあったことが判明したので、後日再検証しています。

【2019.4.20追記】
ごくまれに発生していたパスカードのエラーは、発券機磁気ヘッドの摩耗が原因と判明し、直ちに対処しました。カード自体の問題ではありませんでした。

クレジットカードやキャッシュカードでは、磁気ストライプは信頼性が低いとしてICチップに移行する流れがありますが、コストが課題です。駐車券のように大量かつ短期的な用途では、磁気ストライプはコストと信頼性のバランスがほど良いようです。

【2019.6.15追記】
特定のお客様のパスカードにエラーが出ました。何度書き直しても再発するので、メーカーに調べてもらいました。磁性体に試薬を塗ると記録状態が可視化され、バーコードが上下半分ずれていました。今度こそデータ破壊のようですが、保管方法や機械に問題が見られません。メーカーとしても珍しいケースだそうで、原因が分かりません。

一つ分かったのは、お客様の使い方に問題があったようです。複数契約で何枚もパスカードをお持ちで、出庫済カードでなく入庫中カードで入ろうとしておられました。データ上重複するので、当然入れません。カード管理を徹底していただくようお願いしました (とはいえ、これが全てを説明する訳ではなく、単に入場できないケースと他の要因でデータ破壊されたケースが混在している可能性があるので、引き続き調査します)。

【2019.8.30追記】
以前ネオジム磁石で実験した時は、ヨーク (継鉄)の裏側から当てていたことに気づきました。ヨークは磁力を増幅させますが、裏側は磁力が極端に低下します (遮蔽というより、磁力線の集中がずれるため)。表側から当てたところ、以下の結果となりました。

■ネオジム磁石を駐車券に1~2秒接触→エラー発生!
■ネオジム磁石を駐車券の端から端までスワイプ→エラー発生!
■対照実験として、フェライト磁石でスワイプ→エラーなし

通常ここまでの磁力に曝されることはないでしょうが、一応性能の限界を確認できました。

【2019.8.30追記】
なぜこれらの結果になったのか、理屈が分かってきたので、まとめました。⇒参考サイト (身の回りにある製品の磁界の強さ)から一部引用・単位換算。

磁気を発する製品 密着状態の磁力 5cm離れた場合
スマートフォンスピーカー部 16,000 (A/m)=201 (Oe) 400 (A/m)=5 (Oe)
携帯電話スピーカー部 22,400 (A/m)=281 (Oe) 1,600 (A/m)=20 (Oe)
フェライト磁石 (実験使用品) ※ 554 (Gauss)=554 (Oe) 4 (Gauss)=4 (Oe)
旧タイプ磁気券の保磁力=650 (Oe) ▲OK ▼NG
家具のドア・マグネット部 64,000 (A/m)=804 (Oe) 1,200 (A/m)=15 (Oe)
バッグ留め金 72,000 (A/m)=904 (Oe) 0 (A/m)=0 (Oe)
現行タイプ磁気券の保磁力=2,750 (Oe) ▲OK ▼NG
ネオジム磁石 (実験使用品) ※ 3,002 (Gauss)=3,002 (Oe) 68 (Gauss)=68 (Oe)

つまり、一連の挙動は仕様通りで、現行タイプ (2,750 Oe)の性能を再確認した形になりました。通常の使用環境であれば、磁気エラーは起こらないと言って良いでしょう (理論上ですが)。

せっかくなので旧タイプ (650 Oe)も検証したところ、上記通りの結果でした。当時エラーが頻発したのもうなずけます。ドアは盲点でした。どれも5cm離せば安全のようです。

(※) 引用元に「製品毎の磁界の強さには個体差があります」とある通り、あくまで参考値としてください。

(※) 実験使用品の磁力は参考サイト (磁束密度・吸引力計算ツール)で推定しました。

(※) ちなみに、最近のハードディスク (HDD)の保磁力は4,500 Oe程度で、磁気データ消去装置は10,000 Oe以上の磁力を用いるそうです。⇒参考サイト (ハードディスククラッシャー) HDD大容量化に伴い保磁力が増しているため、最近の磁気ヘッドは熱で瞬間的に記録層の保磁力を弱めて書き込むそうです。⇒参考サイト (次世代HDDのための熱アシスト記録技術)

水濡れ

水濡れ

水をこぼしたり、汗で濡れたりすると、データが破損することがあります。熱で磁力が失われる場合もあります。

【2019.4.9追記】 カードを水に濡らしてすぐ拭いたところ、エラーは出ませんでした。ある程度は撥水性があるので、すぐ拭けば問題ないようです。


折り曲げ

折り曲げ

財布やポケットに入れて折り曲げると、カードと読み取り部が密着しなくなり、読めなくなることがあります。

【2019.4.9追記】 駐車券 (紙製)を一回折り曲げた程度では、エラーは出ませんでした。

【2019.5.23追記】 お客様がプリペイドカード (プラスチック製)を間違って折ってしまったところ、読めなくなりました。材質による起こりやすさもあるでしょうが、やはり折り曲げは危険なようです。


異物

異物の貼り付け

磁気カードが読み取りにくくなったらセロテープを貼れば良いと言う人もいますが、絶対におやめください。機械が壊れて出場できなくなったことがあります。


対処方法

  • 「このカードは読めません」等のエラーが発生した場合、チェックポイントをもう一度ご確認ください。
  • 上記で解決しなければ、ご自身での復旧手段はございません。1階管理事務所ドア付近のインターホンで係員をお呼びください。

バナースペース

株式会社岩山幸太郎商店

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